友人代表としてのスピーチ

司会者の指名を受けて「本日はこのようなおめでたい席にお招きいただき、まことに有難うございます」と言う。　これは常套句です。続く「ご指名をいただき、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきます」というのは、あなたが友人代表として、数いる同僚や友人の中から唯一選ばれているからです。

新郎新婦並びにご親族へのあいさつが済んだら、自分と新郎または新婦との間柄を紹介していきます。新郎もしくは新婦と自分との関係は、いつどこで知り合って、どういうふうに親交を深めたかということを話します。具体的な事例を交えることで、新郎または新婦の人柄も浮き彫りになるので、聞き手の注目も集まります。

ゲストの関心が高まったところで、新郎もしくは新婦といっしょにやらかした成功談や失敗談を話すと良いでしょう。自分が新郎もしくは新婦に助けられたという話であれば、申し分ありません。できるだけ彼らに花を持たせることができるエピソードを選ぶのがポイントです。

スピーチの時間は限られているので、あまり長くなるわけにはいきませんが、新郎新婦の馴れ初めを語るのもはずせません。　あなただけが知る二人の馴れ初めは、出席者の関心を集めます。聞き手には残念ですが、サラっと流すていどにしておきましょう。馴れ初めを知らない場合は、はじめて彼または彼女を紹介されたときの印象だけでもけっこうです。最後に、二人がいつまでも仲良く幸せでありますように「末永くお幸せに」というのも常套句の一つです。これでスピーチを閉めます。

先輩後輩のスピーチ